Skip to content →

眠くなるのが早すぎる…!睡眠相前進症候群とは



PR


睡眠相前進症候群という言葉をご存知でしょうか。

あまり聞きなれない言葉かと思いますが、平たく言ってしまうと、

「睡眠サイクルが、前(早い時間)にずれてしまう病気」のことです。

老年期の方に多い病気ですが、稀に若年期に現れることもあります。

 

睡眠相前進症候群の特徴

なかなか深刻そうな名前がついていますが、

睡眠の量自体が減っているわけではないので、健康上問題はないようです。

ただ、夜に仕事や付き合いなどで起きていなければいけない人や、

家族との団欒に自分だけ加われないという人にとっては、治療を必要とする病気だったりします。

 

睡眠相前進症候群の原因

人間には「体内時計」が組み込まれています。

この体内時計の周期が、年齢を重ねることで短くなることがあるそうです。

そのため、高齢者に非常に多い病気になっています。

特に、従来「朝型」の生活に強かった人が、この病気にかかりやすいです。

余談ですが、実はこういった「朝方か、夜型か」というのは

「時計遺伝子」というものに影響を受けており、

若くして睡眠相前進症候群になった場合、遺伝的な要因が強いといわれています。

 

治療方法

睡眠サイクルを、後ろにずらすための治療が必要になります。

最もポピュラーな治療法が、高照度光療法です。

睡眠相を遅らせたい場合、1日の遅い時間に

日光、もしくはそれに匹敵する強い光を浴びるように調節します。

(朝早くから日光を浴びてしまうと、眠くなる時間が早くなってしまいます)

 

 

カテゴリー 睡眠の基礎知識 睡眠障害全般 概日リズム睡眠障害


PR