Skip to content →

多種多様化するいびきの原因



PR


日本では習慣的にいびきをかく人は2000万人もいるといわれています。
また、世界中では約10億人もの人々が苦しんでいるといわれる いびき ですが、その原因は一つではありません。
さらに、年々いびきに苦しむ人の割合と原因が多種多様化しています。
いびきは自覚することが困難なこと、健康面にただちに影響しないなことからあまり深刻に考えない人が多いですが、
睡眠中に呼吸が停止する睡眠時無呼吸症候群を引き起こすこともあり、放置するのは危険です。

「残業で疲れて帰ったのに、妻のイビキがでかすぎて眠れない!」
「彼氏のいびきが苦しそうで不安だけど本人は自覚も不安もなし」

いびきは本人だけでなく寝室を共にする大切な家族の安眠妨害・心配など精神的ストレスを引き起こす可能性も高いため、対策・改善を怠るべきではありません。

いびきのメカニズム

いびきが発生するメカニズムは喉の筋肉の緩みによって気道が狭くなることです。
狭くなった気道に大量の空気が通過すると、空気抵抗が大きくなり声帯の粘膜が振動するため、いびきが発生すると言われています。

またいびきが発生した時は、一般的に睡眠状態が浅くなっていると言われています。

いびきの原因

気道が狭くなる要因といびきが発生する原因もさまざまです。

1.肥満による首周りや舌に脂肪が多い人

いびきの原因として最も多いのが首周りの脂肪が多い、肥満です。
太ると首周りや舌にも脂肪がつき肥大し気道が狭くなります。
睡眠に時などに横になると舌が重みで喉の奥に落ち込むことでで気道を塞いでしまうこともあります。
外見では太っていないくても、二重あご、内臓脂肪、皮下脂肪といった肥満が近年増え続けているため、注意が必要です。

2.加齢による筋力・女性ホルモンの減少

加齢によって誰しも筋肉の機能が低下するため、気道の筋力も低下します。
また、いびきに悩む女性はの数は50代から急増します。
これは女性ホルモンには舌を支えるオトガイ筋を緊張させる効果があるためです。
このオトガイ筋のおかげで若い女性がいびきに悩まされるケースは非常に少ないのです。
しかし、女性ホルモンは更年期を迎えるころから分泌量が激減してしまいます。
いびきに悩む更年期の女性が急増するのは筋力と女性ホルモンの低下が同時に訪れるためです。
生理的現象なので、ある程度は受け入れる必要があります

3.扁桃腺が大きい人

「肥満でもない。鼻が詰まっているわけでもない。でも子供のいびきがうるさい。」
こんな母親の悩みは珍しくありません。
子供のいびきの主な原因は、扁桃腺の肥大にあります。
喉の奥の両側にあるリンパ組織の扁桃腺は通常幼少期に大きく、第二次成長頃から徐々に小さくなっていきます。
大人の場合でも、いくつかの理由で扁桃が肥大し、いびきの原因になることがあります。
扁桃腺が大人になっても大きいままの人、細菌やウイルスの侵入によ肥大してしまう人もいます。

4.鼻詰まりと口呼吸

鼻が詰まっている人は寝ている間に口呼吸を行いますが口呼吸の場合、鼻で呼吸をするよりも気道が狭くなるので空気抵抗が大きくなり、いびきの原因となります。
睡眠中に口呼吸をしてしまう原因は主に2つあり、1つは日常的に口が開いていて、習慣として口呼吸を行っている事、1つは鼻詰まりによる口呼吸があります。
口呼吸は喉の乾燥、ホコリや菌の吸い込みなどから喉の炎症を引き起こすことも多く、結果、炎症による喉の腫れで気道が狭くなり、重度のいびきを招くこともあります。

5.顎が小さい人

顎が小さい、細い、噛み合わせが悪いなど、顎周りの筋肉が弱い人は睡眠時に舌を支えることができず、舌が顎の中で収まりが悪くなり、喉に落ち込んでしまいます。
そうすると気道が狭くなるので、いびきの原因になります。

日常的なお菓子は煎餅からチョコレートやケーキに変わり、近年は固いものが食卓から消えつつあります。
食生活の変化により、固い食べ物を避けるため噛む力が弱くなっています。
それに伴って増えているのが顎が小さい、未発達な人のいびきです。

6.寝姿勢が悪い人

眠るときの姿勢が原因でいびきをかくこともあります。
枕があっておらず、あごが引けて喉を圧迫しているスタイルや、首を反り返らせているスタイルはいびきを発症しやすいです。

7.薬理学的要因による筋肉の弛緩

薬理学的要因による筋肉の弛緩にはアルコール、薬品などが挙げられます。
普段は静かな父親が、終電帰りの玄関で豪快ないびきを鳴らしていたという目撃例は少なくありません。
これはアルコールには人体への作用に全身の筋肉の弛緩させる効果があるためで、当然、舌や喉の筋肉にも影響します。
アルコールが体内に残ったまま眠ると、上気道の筋肉も緩んだままとなるため、いびきの原因になります。
また、体内にアルコールが入ると血行が促進されるため鼻の奥の血管が膨張し、粘膜が腫れて鼻づまりに口呼吸を引き起こします。
その結果、さらに気道が狭くなりいびきをかく原因となります。
アルコールによるいびきは一過性のものですが、日常的に飲酒している方はアルコールの依存症とあわせて見直しが必要かもしれません。

カテゴリー いびき/睡眠障害の原因 いびき


PR