夜尿症とは、夜寝ている間無意識にもらしてしまう症状をいいます。
一般的に、5-6歳までの幼児期に起こる夜尿は「おねしょ」と言われ、その時期を過ぎると「夜尿症」と呼ばれます。
多くの場合、成人するまでに改善しますが、中には成人してからも症状が治らないというケースもあるようです。
夜尿症も放っておくと日常生活に支障をきたしますので、きちんとした対策をみていきましょう。
夜尿症の原因は?
夜尿症には大きくわけて2つのパターンがあります。
夜間の尿量が多く、膀胱の容量を超えてしまうケースと、膀胱が少ない尿量すら留めることができずにあふれてしまうケースです。
尿量が多い場合、考えられる原因は「水分を取りすぎている」「尿量を抑制する抗利尿ホルモンの分泌不足」などです。
膀胱が少ない尿量を留めることすらできない場合、何らかの神経の異常があることなどが考えられます。
また、睡眠の質の低下や、心的ストレスなども夜尿の一因となりうるようです。
夜尿症の対策
夜尿症には、その程度や原因によってさまざまな対処法があります。
食事や塩分の摂取方法を指導する生活指導によって改善することもあります。
また専門の医療機関では、抗利尿ホルモン薬などの服用を受けることもできます。
夜尿症では、その原因のよって適切な治療法が異なりますので、症状の原因を正しく知ることが大切です。