恋人や家族などに、寝ているときの歯ぎしりがうるさい!と指摘されたことはありませんか?
睡眠時の歯ぎしりは自覚症状がないため、気づかない場合も多々ありますが、
日本人の50%~90%もの人が歯ぎしりをしているとも言われています。
「言われています」というのは、歯ぎしりは自覚することがないので、
正確な統計を出すのが難しいからです。
歯ぎしりを放置するとどうなるのか
多くの人が、歯ぎしりをさほど重要視していません。
しかし歯ぎしりには、実は多くの悪い影響があります。
1、一緒に生活する人の負担になる
これに関しては、指摘されたことのある方もいることでしょう。
やはり隣で寝ている人が、ギシギシと歯ぎしりをしているのでは、気になってなかなか寝付けません。
これが原因で恋人や家族間でトラブルになり、人間関係に亀裂が入るケースも少なくありません。
歯ぎしりを気にしていないのは、気持ちよく寝ている本人だけです。
誰かと一緒に暮らしているのであれば、その人のためにも歯ぎしりの改善に努めた方がよいでしょう。
2、筋肉の発達により顔が大きくなる
歯ぎしりには顎の筋肉を使うため、放置すればするほどその周辺の筋肉が発達していきます。
顔が大きくなり、エラが張る原因になってしまいます。
特に女性の方は、気をつけたほうがいいでしょう。
3、歯がボロボロになる
起きているときと違い、寝ているときの歯ぎしりは力の制御が効きません。
歯ぎしりによって歯にかかる力は体重の数倍にもなるそうです。
それほどの圧力が、毎晩歯にかかってしまったらどうなるでしょうか?
歯ぎしりによって歯が磨り減ったり、ひびが入ったり、ひどいときには歯が折れてしまう場合もあります。
早めに対処しなければ、歯が根元からやられてしまい、抜歯するしかなくなってしまうかもしれないそうです。
歯ぎしりの対策
歯ぎしりの原因でもっとも多いのが、ストレスだと言われています。
そのため、まずは日常のストレスをできるだけ減らすことが大切です。
寝る前に楽しみの時間を少しつくるなど、ストレスのない状態でベッドに入るように心がけるとよいでしょう。
また、パートナーや家族の歯ぎしりでお困りの方は、
頭ごなしに注意するのではなく、歯ぎしりの原因となるストレスをいかに減らしてあげるかを考えるといいでしょう。
また、過度な飲酒や喫煙が歯ぎしりの原因になっていることもあるようです。
日常的にお酒をたくさん飲んだり、何本もタバコを吸う方は、その量を減らすことで効果があるかもしれません。